飼育のQ&A   (初級~中級ブリーダー様向き)

 

 (ギラファノコギリ・ケイスケのデータを送って頂きました 東京S様)原文 ↓

 ①ギラファケイスケのG-ZERO菌糸のテストですが、
ボチボチ羽化してきまして、♂で105mm~114mmの範囲で
出てきております。(105mmより小さいのはいませんでした)
トップ3の幼虫最終体重だった3匹はまだ蛹ですので、
最長どのサイズが出てくるかは分かりませんが、
せめて120mmに届くと良いな・・・と勝手に思っています。
この種はG-ZERO菌床ブロックをビンに詰める際、水分を200ccほど追加すると
幼虫体重の伸びが良く、全体的な羽化体長もこちらが上のようです。
そのまま崩して詰めたやつはやや乾燥気味なのか、水分を追加した
やつと比べるとあまり体重や羽化体長は伸びませんでした。
スマトラオオヒラタのついでに実験的に飼育している種ですが、
G-ZEROは合っているのかな・・・と思います。
(累代が浅いので、羽化体長にバラツキがあるのかもしれません)
使いこなすには水分量が鍵かなと思いました。

②水分の追加は1ブロックに対して200cc前後です。
あくまでも目安なので、ロットや時期によっては
乾燥しているブロックもありましたので、そういうのは
250ccとかに増量して微調整していました。
ブロックを崩した時のビニール手袋の上からの
感触ですが、同じような水分量になるよう調整します。
基本的に200ccが目安になるかと思います。

全てG-ZERO菌糸での幼虫飼育としては、以下の2パターンがあります。
通年21℃~23℃のブリードルームでの検証です。
他の環境では違ってくると思います。
(1)800cc(1令投入)→2300cc(3令42g)→(3令56g)2300cc→(羽化♂114mm)
(2)800cc(1令投入)→2300cc(3令53g)→(3令67g)3200cc→(現在蛹なので羽化体長不明)

基本的には(1)がほとんどですが、2本目交換時に50g超えているようであれば
(2)に移行します。((1)が多い中、2本目で50g以上に昇格したやつを3200ccに入れるような感じです)

 

データの詳細ありがとうございましたm(__)m 特大蛹が羽化しましたら宜しくお願い致します。

 


Q スマトラヒラタですが幼虫のボトル交換の際に自分の尻を噛んで体液が出ています・・

大丈夫でしょうか?

 たまに起こる事故ですね・・その程度にもよりますが、7割程度は修復して無事に

蛹化し羽化出来ています。3令は修復能力が高いのだと思います。黒点病も3令時なら

無事に羽化する事が多いです。ボトル交換の時は体重を測ると思いますが、事前にボトル

をモグラ君で穴をあけておいて、体重計の上で幼虫が伸びた状態の時に素早く取り出し、

ボトルに頭から入れてください。これで事故はかなり防げます。割り箸を用意して幼虫に

噛ませて、そのまま頭からボトルの穴に入れて、割り箸を離すのを待つ。。少し時間は

かかりますが、ケツ噛みは防げます。幼虫が凶暴なコーカサスカブト、パラワンヒラタは

特にお気を付けください。同じお客様からのご報告ですがF-ZERO菌糸でパラワンヒラタ

♀の56㍉が羽化したとの事です!デカいですね!素晴らしい。

 


 

 菌糸ブロックを購入して800~3200のボトルに詰め込み予定です。

F-ZEROとG-ZEROの各ボトルの重量を教えて下さい。

 一応ランダムに測ってみました。F・800(565g) G・800(581g)

F・1500(951g) G・1500(1050g) F・2300(1400g)

G・2300(1515g)F・3200(2060g) G・3200(2100g)

元のオガの水分量、詰め込みからの乾燥などで多少前後します。プレス詰めの参考までに

 


 

 国産オオクワガタ(F-3)とパラワンヒラタ(F-2)を産卵させていますが幼虫が

10頭前後と少ないです。20~30頭の幼虫を得る事は可能でしょうか?

 あまり累代も進んでいないので可能と思います。経験上、オオクワガタは同腹でF-12

位まで正常に累代飼育は可能です。産卵数の少ない原因の1つですが羽化した個体のエサの管理

です。羽化後、2~3ヶ月でとりあえずゼリーを与える方がいますが、早い過ぎです。

こちらではミニケースか800ボトルで羽化した♀を管理していますが濡れティッシュを入れています。

しばらくは濡れティッシュを舐めいます。4ヶ月前後で濡れティッシュをボロボロにしています。

これが後食のスイッチで、ここからまず植物性タンパクゼリーを与えてください。ここから1ヶ月

経過後にブリード出来る状態です。あまり早くゼリーを与えると産卵数が落ちますし、ブヨが出やすいです。

まだ初心者ですが小型のパラワンヒラタを大量に作ってもらっている方がいますが、これを実践して

産卵数の向上、健康な幼虫が採れています。 意外と重要なポイントです!

 


 

 天然のダイオウヒラタ♀を持ち腹で産卵セットしていますが、産んでいない様です。

未交尾? 再交配した方が良いでしょうか?

 天然のオオヒラタで3割程度あると思います。経験上、スレの無い綺麗な♀の

場合、「交尾は完了しているが成熟不足の為、産卵行動を起こさない」と思います。

産卵セットのスパンを長く(2.5~2ヶ月)とるか、2回目のセットを組んで下さい。

2回目のセットでスイッチが入り産卵する事も多いです。ブリード♀ではあまり経験が

無いですがヒラタ♀は未成熟でも交配を受け入れて取り込む事が可能のようです。

パラワンヒラタ、スマトラヒラタでも経験しています。

又は、成熟した♂がいれば交配させてスイッチを入れ易くするのもいいと思います。